痔瘻根治手術の痔瘻の発生から手術・術後・退院・完治までの過程を記事にしています。
「痔ぐらいで手術って大げさだ」って思った方もいると思いますが、痔瘻になった方はかなりの衝撃です。
実際に痔を患っている方は多くいますが、話すことが恥ずかしい部分もあり、周りに話すことが少ないデリケード談です。
退院後の生活(退院 1〜7日)
退院後の生活では、痛みが無ければ通常通りに生活できます。
しかし、日常生活に戻ることはできますが、術後であるため基本的には自宅療養です。
中距離歩行・肉体労働は、患部のや傷口が塞がっていないために、力を入れると出血します。
また、長時間座ることもお尻に負担をかけるために、避ける必要があります。
日々の生活では、便を出す薬・便を柔らかくする薬を服用します。
患部については、ガーゼを患部に取り付け出血時も下着に付かないよう配慮が必要です。
傷口からは、膿が排出されるため、汚れは必ず発生します。
よって、ガーゼは常に持ち歩く必要があります。
痛みついては、基本的に痛みは感じませんが、一応「痛み止め」が処方され、痛いときだけ服用します。
退院ご1〜7日までに一番重宝したもの
この時期に一番重宝したものは、なんと言っても「ガーゼ」です。
退院できたことにより、食生活の制限がなくなり入院期間中よりもトイレの回数が増えてしまし、ガーゼの消費量は非常に多くなりました。
ゲーゼの交換は、一度トイレに行ったら、新しく変えることが患部を清潔に保つ最も有効な手段のため、交換頻度は多くなります。
清潔なガーゼを常にトイレに保管することが難しいため、個包装タイプのガーゼが非常に役に立ちます。
個包装タイプのメリットは下記になります。
- 個包装ならトイレに新しいガーゼを置いておける
- 持ち歩く際にも、袋に入れることができ衛生的
- ガーゼが適切な大きさに切れているため、切る必要がない
上記の様な理由があるため、個包装タイプのガーゼは持つことを強くオススメします。
↑大きめであり、個包装のガーゼがオススメです。
大きめでなければ、汚れ(血液)が下着に付着する可能性があり、汚れを防ぐ目的で使用します。
また、外出時のトイレでは、毎回交換するため持ち運びが必要です。
傷口が開いている場合があるため、ガーゼは清潔でなければなりません。そのため、個包装のガーゼで持ち運びの際も清潔なガーゼを持ち運びましょう!
ガーゼで悪化してはいけませんので。。。
通院について
通院については、基本的には退院後に毎日通う必要はありません!
退院後については、退院後の7日に受診します。
しかし、患部から大きな出血や強い痛みがあれば診察が必要になります。
通院については、多くはないため問題はありませんが、普段の生活に戻るため、お尻に対して神経を尖らせます。
- ずっと同じ姿勢ではないか?
- 痛みがないか?
- お尻に違和感がないか(濡れていないか?)
- 便の色が変ではないか(赤い状態ではないか?)
お尻について気を使うことが多くなりますが、痔瘻についての悩みよりも前向きな悩みなので気が楽になります。
また、夜間は病院に駆け込むことができないため、無理をしない生活に気を付けましょう。
生活時に大きな出血や強い痛みがあった場合には、病院に連絡します。
また、再入院の可能性もあるため、その際は入院セットは準備しておくことがオススメです。
排便時はどうすればいいか?
排便後は清潔に保たなければならないため、ウォシュレットなどを使用して常時清潔に保つ必要があります。
また、排便を行う際はガーゼの取替は必ず行います。
オシュレットがないトイレがありますよね。
私が使っていたアイテムを紹介します。
携帯オシュレット
↑携帯できるオシュレット機械です。
オシュレットが付いていないトイレで、簡易的に使用できます。
携帯できるために、どの場所でも・場面でも使用できます。
特に、運送業の方や営業職の方は持つことをオススメします。
術後に、トイレのウォシュレット問題でトイレ探しが苦痛になりますが、携帯オシュレットを持つとトイレ探しがなくなります。
それだけでも、時間の節約になり、生活の質が向上します。
おしり拭き トイレに流せるタイプ
「携帯オシュレットは値段高い」「持ち運びがきつい」と思う方は、幼児用おしり拭きがオススメです。
持ち運びの際も気楽に持ち運べ、アルコール成分が入っていいないため、傷口が染みる心配はありません。
また、お尻を拭いた後に、トイレに流せるため嫌な思いをしなくて良いです。
値段も安価であるため、各バッグに一つ忍ばしておくことも可能です。
※忘れることもなくなります!
食生活について
基本的には、食生活は通常通りで良いです。
「控えたほうが良い」ものはあります。
- アルコール
- 刺激物(唐辛子など)
基本的に控える必要はあるものは、想像できるものでしょうか!
控える程度なので、適度なら良いと思います。
私は、適度に摂取していました!
入浴について
入浴は、全身の血行を良くするために一日一回は行いましょう。
血行が良くなると、傷口の治りがよくなります。
また、お尻も清潔に保つことができるために多く入浴することをオススメします。
最低でも1日1回は、入浴をしましょう。
↑入浴剤を入れると血行が促進されるため、傷口の治りも良くなります。
柑橘系や炭酸系を入れると傷口が染みることがあるため、刺激が少ない入浴剤がオススメです。
その中でも、「日本の名湯 にごり湯 」は刺激が少なく、安価のため入浴剤で優秀です。
退院7日目以降 (完治まで)
退院後7日目に診察します。
そこで、主治医から「仕事の復帰承認」を受ける事ができれば仕事を再開できます。
しかし、「再開不可」の場合は、自宅療養になります。
通院に関しては、主治医の指示に従って通院します。
私の場合は、2週間に1回の通院になりました。
完治の関しては、傷口が塞がり日常生活でガーゼなどが使用しなくなれば完治になります。
主治医の判断になりますので、焦らずにできる「排便時」「食生活」「入浴方法」に注意して過ごしましょう。
入浴治療が、私は一番効果を感じました。
痔瘻根治手術 まとめ
痔瘻根治手術は、「手術」ということで怖がる方が多いと思います。
また、「痔ごときで」と他人事で思っている方が多くいるのも事実です。
痔「痔瘻」になると、通常生活に不便になる程の痛みが発生することは事実です。
私は手術したことにより、「痔」の恐怖から開放されて日常生活が充実しました。
出掛ける際には、お尻の状況・トイレの状況などを考慮することが非常に面倒ですが、治療を行うと日常生活がこんなに楽になるのか!と感動しました。
「痔瘻根治手術」を受けて非常に満足しており、痔瘻で悩んでいる方には是非病院に一度受診してほしいと思っております。
また、周りの方が痔(痔瘻)になっている方がいた場合は、
この記事をおすすめして頂けると体験談が分かり、手術する気持ちが少し高められると思いますのでSNS等で情報を発信して頂けると幸いです。
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